各国の中央銀行は為替の動きを細かく見ています。
為替の動きが行き過ぎると市場介入をします。
為替レートの変動は経済や政治に大きな影響をあたえています。
そのため各国の為替市場を管理している通貨当局や中央銀行は、為替市場の動向が行き過ぎていないかいつも監視しています。
そして為替レートが行き過ぎたと判断すれば、為替市場に参入して、相場を一定方向へ誘導したり、急激な変動のスピードを和らげるために市場とは逆の行動をとります。これが市場介入です。
たとえば1ドル=90円になった時は、急激な円高を抑えるため日本政府が「ドル買い介入」を実施しました。輸出で経済を支えている日本では頻繁に市場介入が実施されています。
2000年のユーロ暴落の時には、ユーロ安防衛のため、各国の中央銀行や政府が協力してユーロを買い支える市場介入をしました。これを協調介入といいます。
協調介入は先進国首脳会議(サミット)やG7(先進7カ国財務大臣・中央銀行総裁会議)などで討議されています。
サミットやG7などでの外国為替レートについての声明は為替市場に大きな影響を与えますので普段から注目しておくことが大切です。
しかし、為替市場はそんなに単純ではありません。市場介入があっても根本的な流れを止める事ができないケースが多いです。市場介入は短期的な効果はありますが、市場全体の大きな流れを変えるのは難しいようです。